四月六日(日曜日)三原支院の森野智広上人様をお迎えして
釈尊降誕会が営まれました。春爛漫、桜の花も満開で皆様の心が明るく
何となく浮き立って見えます。しかし当日の天気は、
どんよりとした曇り空で花冷えとなり肌寒い一日となりました。
ご宝前には前日、関哉法尼様と奉仕者の皆さんによって色とりどりの
優しい花一杯で飾られた花園ができあがっています。
そして花御堂の中には、凛々しいお姿の誕生仏が安置されていて
参詣者の皆さんを見守って頂いているかのようです。
午後二時より、森野上人様導師の許、釈尊降誕会法要が営まれました。
お題目の続くなか、森野上人がお焼香をされた後、誕生仏に甘茶を濯がれました。
続いて参詣者の皆様が次々に誕生仏に感謝と喜びの意を込めて
甘茶を濯がせて頂きました。法要の後、森野上人様のご法話を
拝聴させて頂きました。法音誌の話より、積徳のお話しをされ、
例をあげて分かりやすくお話しを下さいました。
「三徳の実行と常日頃、生活していく中で、自分の周りの人を、心を込めて
笑顔で人を喜ばすことこそが、徳積みとなります。
自分に出来るわずかな事でも、お徳を積み重ねる努力して行く事が大切」
とお話し頂きました。
法要終了後、皆様は研修棟でおうどんの御供養を頂かれました。
おうどんの後でテーブルには、ある信者さん手作りのデザート菓子カナッペ
(お菓子)があり大人も子供達も思わず手が出るような可愛らしい
お菓子で皆さん美味しく笑顔で頂かれました。
お菓子を頂かれた後はお茶、コーヒー、を飲みながら雑談を楽しまれ、
お話しに花が咲き一時をゆっくりと過ごされて、
お供養を頂かれ帰路に着かれました。
今年はお花見や、地区ごとの催し物などの行事と運悪く重なったのでしょうか、
子供さんの姿が、例年になく少なくて何となく静かな釈尊降誕会でした。
子供達の賑やかな声は活気と周りの雰囲気を明るくしてくれる
貴重な存在だと感じました。これからも自分の出来る事を、笑顔で行動に移し
多くの喜びを集められるように日々精進していきたいと思います。
(通信員)